アジアカップの回顧
女子シングルス 昨年の表彰台の再現で幕を閉じた。
準決勝石川佳純vs陳夢
決勝 朱雨玲vs陳夢
結果は2018年アジアカップと同じであった。
中国の壁を崩す時は来るのだろうか?
2019 アジアカップ
男子
優勝 樊振東
準優勝 馬 龍
3位 丹羽孝希
女子
優勝 朱雨玲
準優勝 陳 夢
3位 石川佳純
樊振東選手 二連覇
朱雨玲選手 三連覇
中国選手の圧倒的な強さで大会は終わった。
決勝はいつも中国選手対決で 迫力のある試合になっている。レベル 実力の高さを見せつけてくれる。
試合観戦としては見応えがあり素晴らしかった。
しかし 残念に思うのは日本選手が中国選手の一角を崩し決勝に進む事が出来ないでいることだ。
予選から中国選手は決勝まで試合を落とさない。
日本選手は予選でも中国選手以外のアジアの選手に負けてしまう。
杜凱栞選手 鄭怡静選手 フォン・ティエンウェイ選手と強い選手がアジアにはいる。
中国打倒と叫び中国だけを見ていると日本選手は足元を掬われることになる。
中国が日本選手を警戒しているのは確かだが アジアカップを見ても力の差は歴然だと思う。
技術 体力 メンタル全て上である。
中国トップ選手に一度勝ったからと言っても 二度 三度と勝ち続けられない。
まだまだ 互角に対戦するところまでは行けていない。国内で強くても世界で勝てるとは限らない。世界で勝つ為には中国選手に勝たなければならない。
大会に選出する選手にしても 中国選手に勝つ可能性が高い選手を選出する必要があると思う。
そういう点では 日本の選出方法には疑問に感じる点もある。
中国はその点柔軟に選出している。
林高遠→馬龍
丁寧→陳夢
選手変更をしている。
中国は誰が出ても勝つだろうが カタール アジアカップ 世界選手権と試合スケジュールを見て選手の選出をしているのではないかと思っている。
普通は世界ランキング1位の選手を外して来ない。
丁寧選手には余裕を持って世界選手権に出場させるためだろうと考える。
それだけ 中国選手のレベルは高く層が厚いと言うことだ。
カタール アジアカップと中国のトップ選手が出てくる大会では中国選手に勝つことの難しさを痛感させられた。
東京オリンピックまでに 何処までこの差を縮め中国を追い詰めることが出来るだろうか?
世界選手権で日本選手の奮起を期待している。