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心 メンタルとスポーツの情報発信

世界を獲るノート 島沢優子著を手にして vol.1

世界を獲るノート とうとうこの本を買った。
伊藤美誠選手の魅力がそうさせた。
彼女の魅力は計り知れないものがある。

先ず本のブロローグの2ページを読んだだけで引き込まれてしまった。
そこから先に進めず考えを巡らせている。

ブロローグにこういう事が書かれている。

サッカーでも どんなスポーツでも 賢くないと上は目指せない。その賢さは 学校の勉強が出来ると言った単純な話ではない。

ACミランで長年トレーナーを務める遠藤友則さん
「最後に勝負を決めるのは人間性なんですよ」

サッカー日本代表前監督オシム
「インテリジェンスがなくてはダメだ」

じゃあ アスリートの賢さってなんだろう。
知性って?
人間性ってどういうもの?
どうやって育まれるのか。

これを読んで考え込んで先に進めない。

インテリジェンスと言う言葉は良く聞くが その言葉の意味を良く理解出来ていない。

あなたはどう理解しているだろうか?

インテリジェンス 言葉の意味を調べて見た。
知性 理解力 情報 と言った意味がある。

情報と言うことで考えてみる。
インフォメーション 加工されていない生の情報
インテリジェンス どうやって使うか役にたつまで考え尽くされた情報

インテリジェンスな人
知性的な人のことをさす。
異なる意見に寛容
自分の知らないことを知ろうとする貪欲さ
他責ではなく自責思考を持つ
相手をけなすためではなく持っている良さをもっと伸ばす為に意見を言う

サッカーにおけるインテリジェンス
試合全体を通した戦術
チームに有利な状況を作り出す能力

インテリジェンスがある選手は 試合の流れをガラッと変えるパスやフォーメーションを取り入れる事が出来る選手ということで 遠藤保仁選手が上げられる。

問題が起こった時にどう考え どう対処出来るかが焦点になる。人は良く経験に基づき経験主義に陥りやすく 先入観に囚われてしまうこともある。
先入観に囚われないで 広く俯瞰した目を持って状況を判断して対処出来るかが重要になって来る。

インテリジェンスを持った選手は 試合の局面ごとにどういう問題が起こっているのか どういう問題を抱えているのかを把握出来ている。またどういう問題が起こりそうか あるいは起こっているのか そういう問題を他人とは違う方法で早く解決できるプレイヤー

なかなか インテリジェンスとは難しい。
インテリジェンスを持った選手となると ただ練習に励むだけでは持つことは出来ない。

幼い頃より常に考えながら 練習 試合を行い。
自分独自の思考を持ち 人と違う独自のプレースタイルを持った選手。
人に惑わされない 人の目を気にしないで自分自身の決めた道を歩ける強さを持ち 選手に敬意を持てる選手。
と言うことだろうか?

最後に勝負を決めるのは人間性
とはどういう事だろうか?

人間性・・・・・・ 

人間性が勝負を決める?

どんな・・・・・人間性

そもそも人間性ってなんだろうか?


人間特有の本性 人間が生まれつき備えている性質 人間らしさのこと

人間らしいってどういう事?

野蛮で動物的でないこと
人々と円滑に付き合える社会性のある性格


人間性とは他人に対して思いやりの心を持つことや 自分ではない誰かへの愛情 損得勘定ではないボランティアな心を示す言葉

生きて行く社会の中で計画や理想を上げてそれを実行できる様

自分の感情をしっかりコントロールできる人

人間性の高い人
人の意見を聞くことが出来る
心に余裕のある懐の深い人
自然に気づいが出来る
素直に人を許す事が出来る

いろいろな表現がされている。

なぜ人間性が勝負を決めることになるのだろうか?
人間性と言う言葉を調べ見ても心に落ちて来ない。

相手に勝とうする心 倒そとする闘争心と人間性とは相反するように思う。

チームでプレーをする場合には 仲間を認め受け入れ信頼することでチームプレーが円滑に出来て良い結果に結び着くのだろう。厳しい局面になるほど感情をコントロールし心に余裕を持ち仲間を信頼することで勝負に勝てるのだろう。

では卓球のシングルスはどうなる?
一対一の勝負で人間性はどう言う効果があるのか?
インテリジェンスのある選手と言うことはわかる。

人間性を高めるためにはこういう事が言われている。

ネガティブにならないこと
人の意見を気にするのではなく 意見を聞き自分の意見を述べる。
自分に厳しく 他人に優しくすること
自分を押し付けるのではなく 他人を受け入れる優しさを身につける。
人の意見を受け止めて自分を厳しい目で見つめること

要するに心を広く持ち精神的に余裕を持つ
自分と向き合い自分に厳しく出来ること
どんな局面でも自分の感情をコントロールできる人と言うことになるのだろうか。

理想的な人物像ですね。

試合に於いてマネジメントがしっかりしていなければ良い結果が出ないだろう。

それは試合に望む準備段階から始まっていると思う。
練習 体調 体力 精神どんなマネジメントで試合に望むのか 試合の各局面で精神状態のコントロール どんな技術で戦うのかを瞬時に判断して対応できるかが勝負の別れ道になるように思う。

そういうことが出来るのが インテリジェンス 人間性と言うことになると言うことなんだろう。

深い話だと思う。

簡単に身につけられるものでもないだろう。

選手個々によっても身につけ方も違うだろう。多かれ少なかれ各選手は持っているものだろう。

しかし 厳しい局面で勝負に勝つためにインテリジェンスを発揮できる選手は限られて来ると思う。

2日間とりとめもなく インテリジェンス
人間性 が勝負に勝つためになぜ必要なことなんだろうか考えを巡らせていた。
仕事をしながら頭の中ではこのプロローグの事が駆け巡り思考の世界に没頭していた。

そこには一人の選手の顔が浮かんでいた。

本を読み進めて行くのが楽しみである。



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