中国が今シーズン力を入れて来た種目 混合ダブルス
2001年以降 世界卓球選手権 男女シングルスで中国選手以外の選手が優勝したのは 2003年 オーストリア シュラガー選手だけです。
それ以外 男女シングルス決勝は全て中国選手になります。
今まで中国は混合ダブルスに力を入れて来ていなかった。
2017 吉村真晴 石川佳純
2015 許听 ヤンハウン
2013 キムヒュクボン キムジョン(北朝鮮)
直近の三大会を見ても優勝は中国ペアではありません。
2015年の許听選手のペアは韓国のヤンハウン選手であることを見れば 世界卓球選手であっても中国は混合ダブルスに力を入れていなかったことがわかります。
しかし 男女ダブルスは中国ペアが優勝しています。
今年の中国チームは本気モード
今回 世界卓球選手権では混合ダブルスに力を入れて来ています。
許听/劉詩文 樊振東/丁寧という強力なペアを送り込んで来ました。
樊振東/丁寧 世界ランキング1位同士のペア しかしペアとしての実績はない何処までダブルスで二人の実力が発揮できるかわ未知数のところがありますが 中国選手の実力は抜けているので問題はないと思います。
許听/劉詩文ペアは カタールで優勝しているように今回も優勝候補です。
世界卓球選手権のダブルスで二度 混合ダブルスで一度優勝経験がある許听選手はダブルスが得意のようです。
なぜ今年 中国が混合ダブルスに力を入れて来たのか?
2020年 東京オリンピックの新種目として混合ダブルスが出来たことで 中国ナショナルチーム 監督 コーチの賞罰制度に混合ダブルスが入ったからです。
賞罰制度は 男女シングルスと混合ダブルスが適用されていますが 男女ダブルスは入っていません。
世界卓球選手権での混合ダブルスは2000点と高い得点が設定されています。
東京オリンピックで優勝をするために 混合ダブルス強化に本腰を入れて来たと言うことです。
中国は東京オリンピックで 男女団体 男女シングルス 混合ダブルスで優勝することが絶対の使命となっていると言うことだと思います。
2017年 吉村真晴/石川佳純ペアが優勝したことは素晴らしいことだと思いますが
純正の中国ペアが出ていなかったと言う事実も見逃すことはできないと思います。
今年の中国ペアを見れば中国の本気度が伺うことが出来ます。
また カタールでの試合を見れば 台湾ペアLIN Yun ju/鄭怡静も侮れない存在です。
日本は混合ダブルスでどう考えているのでしょう
日本の二つのペア 森薗政崇/伊藤美誠
吉村真晴/石川佳純ペアが何処まで戦えるのか注目の世界卓球選手権となります。
しかし 東京オリンピック 混合ダブルス
の選考基準からするとこの二つのペアリングで選考される確率は低いと感じます。
男女代表選手3名の中からペアを作る方針のようですから・・・・・
仮に伊藤美誠選手が代表になって 森薗政崇選手が代表にならなかったらこのペアはない。
石川佳純選手が代表になって 吉村真晴選手が代表にならなかったらこのペアもない。
本来 張本智和選手がケガをしていなければ 張本智和/石川佳純ペアが出場するはずでした。
この二人は 東京オリンピックの代表選手になる可能性は高い。
だから 日本の協会は東京オリンピックを視野に入れてペアを組ませたのだと思っています。
裏を返せば 森薗政崇/伊藤美誠ペアでは
中国に勝てない メダルを取るのも難しいと日本の協会は思っていると言うことなのでしょう。
実際 カタールでは中国ペアに完敗でした。力の差を見せつけられましたからこの大会で何処まで食い下がれるかでしょう。
仮に森薗/伊藤ペアが優勝しても 二人共に東京オリンピック代表選手にならなければペアリングはないと言うことになります。ペアの実績は無視されることになりますが・・・・・
中国は確実に優勝できる体制を取って来ています。東京オリンピックを視野に入れて体制を強化しています。
実力も上の中国に出遅れていては勝てるチャンスはどんどん減って行くばかりのような気がします。
日本チームは何処まで戦えるのでしょうか?
混合ダブルスは男子選手の力が大きく影響するようにも感じられます。
世界卓球選手権で中国ペアや各国のペアとの実力をしっかりと見ることにしたいと思います。
最後までお読み頂きありがとうございました。