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伊藤美誠選手に黄色信号点滅❓

待ちに待った 世界卓球選手権が始まった。

しかし 伊藤美誠選手の頭上には 黄色信号が点滅している。赤信号に変わらないことを祈るばかりです。

伊藤美誠選手は シングルス ダブルス ミックスダブルスと三種目に出場します。

全日本選手権で三種目二連覇と言う快挙を成し遂げている。

しかし カタールOPで三種目に出場しミックスダブルスでは決勝に進んだが中国ペアの圧倒的な強さの前に屈してしまいました。

ダブルスは世界ランキング1位の立場ではありましたが中国ペアに完敗をしました。

シングルスでも世界ランキング1位丁寧選手に完敗でした。

確かに試合スケジュールが厳しく間隔がなく体や精神を休める間もなく試合をしています。全日本は国内の試合 スケジュールも考慮してあるだろうしレベルが違う。

世界卓球選手権で三種目でることは大変なリスクを背負うことになっています。スケジュールも厳しく 選手のレベルも格段に高くなっています。

シングルスで優勝するには 四人の中国選手を倒さなければなりません。一人の中国選手を倒すことも大変なことです。

伊藤美誠選手が決勝まで勝ち進む為には SUN Yingsha選手 王曼ユウ選手 陳夢選手と中国選手で実力 勢いのある選手達に勝たなければなりません。

先ず 最初に対戦するSUN Yingsha選手がシングルスに於いてポイントになって来ると思います。この一戦に勝てれば勢いに乗ることが出来るかもしれません。

2018年 SUN Yingsha選手との対戦はシングルスで1回 ダブルスで4回あります。

ダブルスは2勝2敗
シングルスはドイツOPベスト16で対戦しています。
伊藤美誠 3-4 SUN Yingsha
フルセットで負けています。

伊藤美誠選手は自分の方が経験があり 相手は初出場だから経験を生かして勝ちに行くと言っていましたが
初出場だからといってSUN Yingsha選手はびびらないと思います。

SUN Yingsha選手は 伊藤美誠選手と同じように精神的にタフな選手ですし 大変気が強い選手だと思います。この試合に勝つか負けるかが世界卓球選手権での結果が大きく変わるように感じています。

中国選手は二種目以上は出場していません。無駄に体力を消耗させない為です。そして シングルスの優勝を最優先に考えて大会に望んでいるからです。

伊藤美誠選手は各国の出場選手の中でも もっとも小さい選手ではないでしょうか。体力的な面で最初からアドバンテージがありません。
そんな中 スケジュールが厳しい三種目出場はどう見てもいい材料を見つけることはできません。

伊藤美誠選手は グランドファイル 全日本 カタールと大きな大会で続けて三種目出場で経験を積んで来ています。また練習に於いても三種目をこなし体力の強化 頭の切り替えの強化をして来てはいます。

さかんに体力的には手応えを感じていると言っています。頭の体力を付けたいとも言っています。

緊迫した ここ一番と言う所で自分の思ったプレーが出来るか 出来ないかは試合の中でないとわからないことです。それを踏まえてどれだけの準備が出来ているのかが重要になって来ると思います。

思うように頭が働かない 頭が回転しないと言うことはどう言うことでしょうか。

脳は体重比で2%たらずですが 脳が消費するエネルギーは20%もあります。脳は体のどの部分よりも過度に働いています。

脳のエネルギー源は ブドウ糖のみで脳の中に少量しか蓄積できません。血液中にあるブドウ糖をエネルギーにしています。血液中のブドウ糖は常に一定に維持されていて特別に増やせるわけではありません。

ブドウ糖は 炭水化物 ご飯パンなどのなどのでんぷん質から作られます。ビタミン ミネラルはブドウ糖代謝に欠かせない栄養素で 野菜や果物などをバランスよく摂取することが理想的だと言われています。

厳しいスケジュールの中食事での体調管理は不可欠です。

頭の回転を良くすることで もっとも大切だと思うことがあります。

脳をオーバーヒートさせないと言うことです。

体のどの部分よりも過度に働く脳。たとえ椅子に座って休憩していても脳は働き続けています。このように重労働を休憩なしに続けていれば脳はオーバーヒートしてしまいます。

ましてや 試合で常にフル回転している脳の負担は普通に生活している人の何倍も大きなものだと思います。

休憩していても 起きているだけでも脳は働き続け 知覚や思考の処理をし続けています。

頭の回転を良くして置くには 食事での体調管理と睡眠が必須になって来ます。

だから中国は無理な試合スケジュールを組まないのだと思います。

試合での過度な肉体的疲労と極度な精神的な疲労はプレーに大きな影響を与えます。
疲労した肉体では思うように体が動きません。指令を出す脳の働きが低下していては思うどうりのプレーが出来なくなります。

脳に酸素とエネルギーブドウ糖を運ぶ血液の循環が思いどうりに出来ていないことで
疲労回復や頭の回転に影響を与えているように思います。人の脳は酸素の供給がなされなければ死んでしまいますから・・・・・

試合と試合の間をどれだけ有効に活用して体を休め 体力の維持を図れるか 脳をオーバーヒートさせない為に短くても睡眠が取れるかが頭の回転を良くしておくポイントになって来ると思います。

脳がオーバーヒートしたら当然 体は動きません。
考えることも出来ません。
人の行動は無意識な脳の働きによって起こっています。

試合の過密スケジュールの中 伊藤美誠選手はどうやって 体力の維持と脳のオーバーヒートを防いで試合をこなし勝ち続けて行くのでしょうか。

その解答が明確になっていなければ世界卓球選手権
黄色信号の点滅から赤に変わることになってしまうように思います。

カタールでの経験が糧となって練習や生活の中で準備を整え 試合でのマネジメントをして望んでいると思いますが 試合スケジュールの厳しい現状不安が残ります。

黄色信号の点滅を青信号に変え勝ち進んで行けるか注目して行きたいと思います。

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