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世界卓球選手権 日本女子

ミックスダブルス 吉村/石川 銀メダル

ダブルス 伊藤/早田 銀メダル

ダブルス 佐藤/橋本 銅メダル

おめでとうございます。

 

急遽組むことになった吉村/石川ペア三大会連続のメダル獲得は素晴らしかったです。

 

世界ランキング1位の みまひなペアは金メダルしか見ていなかったので表彰台の二人からは悔しさを感じました。

 

カットマンの佐藤/橋本ペアの活躍は凄かったです。日本人対決になった準決勝の攻防は見応えがありました。

良くカットされたボールが深くレシーブされ 思いもよらない所で鋭い攻撃を繰り出すレベルが高いですね。カットレシーブだけでなく攻撃力がバツグンです。まだ二人共に若いですからこれからどんどん成長して楽しみです。

 

出場5選手がベスト8に入って来る中国の強さは頭一つ抜けている感じです。日本女子のトップの二人がベスト8に残れなかったのは残念でした。

そんな中 平野選手 加藤選手がベスト8に入って来たことは明るい材料だと思います。これからの東京オリンピック代表争いはますます激しくなった感じがします。

 

カタール 世界卓球選手権に相当な覚悟で望んだ伊藤美誠選手だったが彼女に取って不本意な結果に終わったのではないでしょうか。

 

人生を変える2大会 と言っていた伊藤美誠選手 重要な代表争いの中良い方に変わるのか悪い方に変わるのかはこれからのワールドツアーにかかっています。

現在のスタンディングポイントを見て厳しさを感じています。ワールドツアーで優勝がいくつ取れるのかがカギになって来そうです。

 

伊藤選手が三種目こなすことは非常に厳しいと感じています。彼女の能力が高い故に三種目共にメダルが取れる位置にあると思います。だから周りも期待するし彼女も狙っいるのだと思います。ましてや東京オリンピックの新種目初めてのメダリストに成れるチャンスがある訳ですから・・・・・

 

個人的にはミックスダブルスが伊藤選手に良い影響を与えるとは感じていないです。身体的にも各国の選手と比べると恵まれていないし下がってのパワープレーも必要になる。ミックスダブルスでのプレーがシングルスでの伊藤選手らしいプレーに影響するようにも感じてします。

 

ダブルスはプレースタイルの違う早田選手とペアを組んでお互いの良さを生かし合っている。運動能力の高い早田選手が伊藤選手の後ろで広い範囲をカバーし強力なフォアドライブを打ち込む 前陣で早く鋭い攻撃を伊藤選手がする息が合った二人のプレーだと思います。

 

今後 伊藤選手がどのような選択をするのかは彼女の人生ですから応援することしかできません。

 

カタールが終わった後の伊藤選手の言葉に大変興味深く注目して世界卓球選手権を見ていました。

 

「頭の体力の付け方が良くわからない」

と言っていたことです。

 

頭の体力 脳の事だと思うのですが 脳に体力があるのだろうか?

見方を変えればどうなん体の状態でも考える力

思考力がフル回転で最善の判断が出来るようにしたいと言うことかと思います。

 

脳の神経細胞は 誕生時以上に増えることはなく 成人を過ぎると徐々に死滅して行くと言うのが現代医学の定説のようです。

脳は体重の2%ほどだが 消費する酸素やエネルギーは全体の20%前後にもなるようです。スーパーコンピューター以上の性能を持つ人間の脳は酸素とエネルギーを非常に消耗しています。

脳の唯一のエネルギーはブドウ糖で栄養源である炭水化物をきちんと取ることも必要になるようです。

 

このような脳。

伊藤選手が言う頭の体力とは 何を求めているのでしょうか?

 

記憶を司る海馬の神経細胞を増やし 記憶力を向上させることは出来るようです。日々海馬に刺激を与えることが重要で 有酸素運動や旅行

恋愛などが効果的らしいそうです。

 

頭が働かない時はどんな時でしょか?

あなたの経験ではどうでしょうか?

 

朝起きたばかりの時

疲れている時

緊張している時

慌てている時

普段と違うことが起きた時

恐れ 恐怖を感じた時

etc・・・・・

 

このような時は自分の体はどんな状態でしょうか?

体が強張る

筋肉が硬くなる

呼吸が荒くなる

体温が低下する

血の気が引く

などでしょうか?

 

頭の働きが悪いことを 血のめぐりが悪いとも言われています。

先に書いたように 脳がベストパフォーマンスを出す為には十分な酸素とエネルギーブドウ糖が必要です。それを脳に運んでいるのが血です。ですから 血のめぐりが悪いと言うことは合っていると思います。

 

疲労した体は普段のように 血液を脳の要求通りに運んでいるのでしょうか?

疲労した体の回復にも新鮮な酸素が必要です。それも血液が運んでいます。

ラソンランナーが高地トレーニングで心肺機能を高めることは理にかなっています。

 

卓球は100メートルを全力で走りチェスをする競技だとも言われます。

 

如何に体を良い状態に保ち 脳の働きを最高の状態にするのかが大きな問題だと思います。

それが精神状態にも影響すると思います。

 

三種目で疲れがたまっている伊藤選手が普段のように頭が働かないのは当然のことだと思います。

ベスト8へ入った日本女子二人はシングルスしか出場していませんでした。

ダブルスで銀メダルを取れたのは早田選手がいたからにほかならないと思います。

世界卓球選手権の早田選手は日本女子の中では一番良い状態だと思っていました。

早田選手が伊藤選手を引っ張っていたからこそ

疲れている伊藤選手が普段のようなプレーが出来たのではないでしょうか。

 

シングルスでは一人です 自分で考え 判断し疲れた体を動かしベストパフォーマンスを出さなければ試合には勝てません。

 

身体的に不利な伊藤選手には疲労は最大の敵だと思います。年齢が上がるに連れ各国の選手の体力もパワーもついて行き小さな体にハンデが出てくると思います。

それを伊藤選手は卓越した技術や戦術でカバーしています。そのパフォーマンスを最大限に発揮するためには脳の働きが重要になる訳です。

頭が働くか 働かないかは伊藤選手に取っては生命線になると思います。

 

試合中の体は無意識に動いて 瞬時に反応していると思います。人間の行動の80%は潜在意識によって行っています。

数々の試合での経験や練習で身に付けたことが脳に記憶されて瞬時に判断して脳が指令を出し

体は無意識に動いていると思います。

試合中に相手の行動 表情やプレーを目を通して脳に情報を送り脳が判断する。そして戦術を組み立て自分のプレーをどうして行くか判断をする。しかし 思うように脳が働かない状態だったら正確な判断も出来なければ潜在意識も瞬時に指令を出せないと思います。

自分が過去に経験したことがないことや記憶に残っていないことに対しては良い反応が出来ないと思います。

 

私は頭 脳に体力があると思ってはいませんが

脳の働きをベストにするためには

出来る限り体力の消耗は避ける

疲労回復を早める

精神的にリラックスする

感情的にならず一喜一憂しない

考え過ぎない

自分自身を信じる

ことかと思います。

 

今後伊藤選手がどのような考え方でワールドツアーを戦って行くのか大変興味深く思っています。

 

みう みま ひな黄金世代と言われている三人

平野選手 伊藤選手より卓球を初めたのが遅い早田選手 両親も卓球選手ではないと言うハンデがあり体が大きく体力の成長も時間がかかった。ようやく技術 精神 体力が一つに整い始めていると思います。シングルスでも平野選手 伊藤選手に追い付いて来ていると思います。もっと心技体が一致して来たら早田選手が平野選手 伊藤選手を抜き 日本の女王 世界の女王になるのではないかと感じ始めています。

これからの早田選手の成長が楽しみです。

みまひなが東京オリンピックで活躍する姿を想像しています。是非とも現実になって欲しいです。

 

確実に中国に近づいていると思いますが力の差は大きいと思います。日本選手の努力は素晴らしいと思います。日々努力をし自分自身を信じて戦う日本選手を応援して行きたいと思います。

 


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