jcamel's boom

心 メンタルとスポーツの情報発信

ハンターキラー  vol.7

今年 9本目の映画

一番心に響いた作品でした。

 

国の軍力 軍隊 戦争をテーマに制作される映画はたくさんあります。

これから上映予定の邦画にも 

空母 いぶき

アルキメデスの大戦

があります。

 

なぜ 今 軍隊をテーマにした作品が続くのだろかと不思議に感じてます。

 

ソ連と米国の冷戦 緊迫した核戦争の時代は過ぎましたが 依然世界はロシアと米国が覇権を争っています。

そこに 北朝鮮が核の脅威を振りかざして自国の利益を得ようとしています。

また 中国と日本 韓国と日本 ロシアと日本の間でも領海や領土の問題があります。

 

現実社会で 私達一般市民が知らない所で各国は軍力を使いそれぞれの国の動向を探り情報収集しています。

 

ハンターキラーはそこを逆手に取って ロシア軍隊の最高責任者がクーデターを起こし 先に米国に戦争を仕掛けさせ世界で実権を握ろうとする。個人的な欲望を満たそうとしている所から映画が始まっています。

 

個人同士の争いも国同士の争いもみな 人の欲望を満たそうとすることで起きていると思います。

人は誰しも欲望を持ち欲求を満たそうとします。時には平気で人を殺し強盗をしたり 民族同士 国同士の殺しあいになったりします。

 

本来人は殺しあい 争う動物なのでしょうか?

 

進化の過程で 言葉を持ち 文字を持ち集団でお互いに助け合い生きて来たはずです。

他人に対して思いやりを持っているのが人だったはずです。

 

人間性と言う言葉がある。

人と円滑に付き合える社会性のある性格

他人に対して思いやりの心を持つことや 自分ではない誰かへの愛情 損得勘定ではないボランティアな心

 

本来人は優しい動物

 

時代とともにその心を奥深くに閉じ込めて 欲望を満たそうとする欲求を優先するあまり争い合って殺しあいになってしまいました。

 

ハンターキラーで中心となっている潜水艦は日常からかけ離れていて興味深いものでした。

しかし 映画から得たものは 人の心 人を信頼することの大切さでした。

 

人は自分が信頼する人のためや愛する人のために自分の身を投げ出して守ろうとします。

 

たとえ争い合っている相手でも受け入れ 耳を傾けて相手の心を聴かなければ信頼は生まれないと思います。

個人と個人でも難しいことで 民族と民族 国と国ならもっと大きな障害が出てくると思います。

 

クライマックスのシーン

自分が先に攻撃すれば 自分達の仲間は助かるが相手を殺すことになり戦争を引き起こすことにもなりかねない。

自分一人ではない仲間の命をかけてでも耐えることができるのだろか?

 

究極の選択です。

 

その位の決断をしなければ現実に起きている

民族と民族 国と国の争いは減って行かないと言う事なのでしょう。

 

人を思う心

人を信頼する心

の大切さを感じさせられた作品でした。

 

PS

日本は戦争をし アジアの国を植民地にして利益を得 アジアの国の人達に大きな苦痛を与えていた時代もあり 戦争に負け敗戦国として辛い時代も経験して来ました。

 

日本は戦争をしないと宣言しています。

殺しあい 傷つけあい争うことで得る幸せはないと思います。

 

日本は国際社会に於いて大変不器用な国だし 不器用な国民だと思います。

自分の主張を通し切れない 時には国益を損なうこともある。

歯痒く思うこともあります。

でも日本と言う国が好きです。日本人の性格が好きです。日本人の優しさ 他人を思う心が世界に影響を与える時がくると思います。

 


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