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中国に呑み込まれた伊藤美誠選手

R32 同年代のSUN Yingsha選手に完敗。

ドローを見ていたときの嫌な予感が現実になってしまい残念な思いがします。

 

第4ゲーム何とか食い下がりゲームを取ったもののSUN Yingsha選手は動じない。メンタルが強くタフな選手で強気で攻めて来る。終始SUN Yingsha選手のペースで試合の流れを変えることが出来なかった。

1回戦からサーブミスが出ている。今までの伊藤美誠選手では見られなかった。一試合の中で3本のミスがあった。サーブで相手を崩し早いプレーで攻撃するのが持ち味だがサーブが効いていない。

前陣速攻型の伊藤美誠選手のはずだが彼女の良さが感じられませんでした。みまパンチのように早い打点で打ち込むプレーが無くなりパワーで打ち込むスタイルが増えていると思う。

ラリー戦では中国に勝てない。

 

カタールで勝った丁寧選手が言っていた。伊藤美誠選手に勝つための対策を立て練習をして来たと 中国は伊藤美誠封じに成功しています。

伊藤美誠選手のプレースタイルの変化は中国に通用していないようです。

 

Marvelous12を2位の成績で勝ち上がり世界卓球選手権の代表になったSUN Yingsha選手の実力は本物です。カタール石川佳純選手に勝ったことはフロックではありません。

中国の壁はますます厚く強固になって来ているように思います。

 

カタール 世界卓球選手権での敗けで 東京オリンピックの代表争いに暗雲がかかって来たように感じます。

 

カタール 世界卓球選手権は命がけ

自分の人生を変える2大会

 

カタールOPへ向かう前に伊藤美誠選手がメディアに話した彼女の覚悟の言葉です。

これだけの決意を示したと言うことはこの2大会で結果を出すことを意識して乗り込んでいたと思います。

 

しかし 彼女が描いていた結果とは遠いものになっているように思います。

世界卓球選手権はまだ終わっていませんが 代表争いに関係するシングルスはR32で終わりを告げました。

 

出だしが肝心 アドバンテージを持ってワールドツアーを戦って行きたかったと思います。

だからこそ彼女はこの2大会に望む前に自分自身の決意表明をして望んだのだと思います。

 

今まで 伊藤美誠選手は自分の決めた道を着実に進み結果を残して来たと思います。

小学生の時に書いた彼女の夢 リオデジャネイロオリンピックに出場 東京オリンピックで金メダル 描い道。

 

リオデジャネイロで銅メダルを取り 自分の道を一歩一歩力を付けながら進んで来ました。

2018年には中国トップ選手 丁寧 劉詩文

朱雨玲と破り優勝をして中国に脅威を与えましたがカタール 世界卓球選手権と中国選手の前に完敗してしまいました。

 

2017年 中国トップ選手を破り優勝し世界の注目を集めた平野美宇選手を2018年には封じ込めたように 2019年 もっとも大切な年に中国は

伊藤美誠選手を潰しにかかって来ています。

2大会とも中国選手の実力に屈してしまいました。

 

SUN Yingsha選手との試合を見ていても 戦術

パワーともSUN選手の方が上のように思いました。中国選手の層の厚さ 選手個々の実力を感じました。まだまだ中国との実力差は大きいと感じさせられました。

 

東京オリンピックに向けて一番重要なのは シングルスの結果だと思います。

 

自分の人生を変える2大会

 

と言い覚悟を持って望んだはずなのに なぜシングルスの結果にもっと拘らなかったのだろうか。

 

中国はシングルス優勝に拘っている。必ず男女シングルスは優勝すると言う体制で望んで来ました。選手の2種目以上の登録はしない 体力の消耗を最小限度に止める。良いコンディションを保って試合に望むようにしています。丁寧選手に至ってはアジアカップを陳夢選手に変更して世界卓球選手権に集中させています。

実力が上の中国にコンディションでも上の状態で試合をされたのでは勝つことは難しくなります。

 

2015年世界卓球選手権 14歳で初出場してベスト8の最年少記録を作り ロンドンオリンピック金メダリスト李暁霞選手から2ゲームを連取して中国を慌てさせた。

中国は警戒選手としたが 伊藤美誠選手の体格を見て限界があると考え本腰をいれて対策を立ていなかったがスウェーデンOP以降中国は勝つ為の対策を立てて来ている。

 

世界の舞台では体格やパワーでハンディがあることは否めない。体格がないからこそ体力の消耗は避けたいだからこそ今まで伊藤美誠選手はできるだけ省エネ卓球をして来たのだと思います。

Tリーグに参戦しなかった理由の一つには 過密スケジュールで試合しない 体力の消耗に気を付けてコンディションを整えておくことではなかったかと思っています。

 

伊藤美誠選手が果敢に3種目挑戦したことには頭が下がる思いですが果たして今シーズンのワールドツアーにどのような影響を与えるのでしょうか。

ハンディを抱えこれから後半のワールドツアーを戦うことになるのではないかと思います。

 

周りに左右されない彼女ですから 3種目の出場を止めても聞かないでしょう。

おそらくミックスダブルスでもオリンピックに出場したいと考えているのではないかと思います。

世界卓球選手権伊藤美誠選手にどのような影響を与えることになるでしょうか。

 

オリンピック 世界卓球選手権 ワールドカップの世界三大大会のシングルスで今まだメダルを手にすることができないでいます。

勝負強さを持っているはずの彼女なだがなぜなのだろうか不思議に思います。

大きな重荷を背負わされたように思うが

彼女はどう立て直して行くのだろうか?

 

東京オリンピックの争いはシングルスの結果だけだ。これからワールドツアーで中国選手に勝ち優勝できるかがカギになるのだろう。

 

伊藤美誠選手 松崎コーチはどんな戦略を立てて来るのだろうか?

 


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