11-0 ラブゲーム 劉詩ブン選手
悲願の優勝に向けて気迫実なぎる劉詩ブン選手
世界女王丁寧選手を4-2で破り決勝進へ勝ち名乗りを上げた。
出だし 2ゲームは丁寧選手のペース固いディフェンスからフォアの強打で2ゲームを先取して丁寧選手が優勢かと思いました。
第3ゲームを劉詩ブン選手が取ると一気にペースが変わった。
第5ゲーム 11-0 ラブゲーム中国のトップ選手同士 しかも丁寧選手が一点も取れないことがあるのでしょうか。
劉詩ブン選手の攻撃に見とれてしまいました。
丁寧選手は流れを引き戻せずに負けてしまいました。
二人の技術の高さは見ごたえがあり わっ凄い
と思わず声が出てします。
丁寧の壁と言われるほどレシーブに定評がある丁寧選手ですがフォアに何本もエースボールを抜かれるシーンは見たことがありません。
劉詩ブン選手の対応力の高さ戦術の幅の広さは素晴らしかったです。
劉詩ブン選手のバックドライブが早く正確に丁寧選手のミドルとフォアに突き刺さって付け入る隙を与えませんでした。
劉詩ブン選手は台から下がらずバックハンド フォアハンドで早い打球点とスピードで丁寧選手を寄せ付けませんでした。
丁寧選手の強打にも負けず 左右に振られてもフットワークの良い劉詩ブン選手は拾い付け入る隙を与えませんでした。
トップ選手はバックハンドが早く強いですが
フォアハンドをコンパクトに早く鋭く振り抜くのは劉詩ブン選手の技術の高さが凄いです。
お互いを知り尽くしたライバル同士の試合は見ごたえがありました。
ウィークポイント ストロングポイントがわかっている。相手の良さを消してウィークポイントを攻めて崩し試合の流れを掴み勝利したのは劉詩ブン選手でした。
丁寧選手の強打にも負けず ラリーで主導権を取っていました。劉詩ブン選手のバックハンドのラリーの早さ凄かったです。
お互い自分のスタイルを突き詰め切れ味の鋭いプレーでしのぎを削る中国トップ選手の試合は素晴らしかったです。
いくら相手が自分の事を知り尽くしていると言っても変わったプレーはしない。
自分の得意なプレーを研ぎ澄まし得意な展開に持ち込み相手のウィークポイントを攻めて行く。
自分自身のプレーに自信を持って自分自身を信じて戦う中国選手の強さを見せていました。
劉詩ブン選手のプレーを見ていて痛感したのは
自分のプレーを信じてプレースタイルを究極に研ぎ澄ましているということです。
それが出来てこそ揺るぎない自分自身の土台が出来て強くなりプレーの幅が出てくるのだと思います。
対策をされるからと言って自分らしいプレーを変えて戦って行ったのでは勝機掴むのは難しいと思います。
日本選手ももっと自分自身を信じて自分のプレーを研ぎ澄まして欲しいと思いました。
その場その場の対策で中国に勝てたとしても勝ち続けることは出来ない。自分の土台となる自分のプレーを如何に精度を上げるかが強くなることなのではないかと思いました。どんな場面でも自分自身を信じて試合が出来るかの分かれ道もここにあるように思いました。
中国選手の技術の高さ 相手の弱いところを徹底的に攻めて崩す戦術 精神的な強さを改めて感じた素晴らしい試合でした。