卓球帝国中国 圧倒的強さの裏にあるもう一つの顔 賞罰制度
世界卓球選手権 全種目優勝❗
女子シングルスではベスト8に出場した5人の選手が全て残り ベスト4は中国選手で占められた。
中国国家の威信をかけた戦いになっています。
そこには 中国ナショナルチーム 監督 コーチの賞罰制度と言う一面もあると思います。
賞罰制度とはどういうものなのだろうか?
中国が定めた対象9大会での合計ポイント 14000点を上回ると報奨を受けられます。ポイント 12000点を下回ると監督はヘッドコーチへ
ヘッドコーチはコーチへ降格させられます。コーチ陣全体にも給与の部分カットなどの処罰があります。男女チームどちらかが基準を満たさない場合は連帯責任になります。
優勝以外にポイントが付かないという厳しいものです。
対象9大会とはどの大会でしょうか?
ポイントはどうなっているのでしょうか?
大会は第1級~第3級までランクをつけポイント差が付けられています。
大会とポイントを見て行きましょう。
第1級
男女シングルス優勝 4000
混合ダブルス優勝 2000
チームワールドカップ
男女団体優勝 2500
男女団体優勝 2500
第2級
ワールドカップ
男女シングルス優勝 1000
男女シングルス優勝 1000
混合ダブルス優勝 1000
男女シングルス優勝 1000
第3級
中国OPEN
男女シングルス優勝 500
混合ダブルス優勝 500
ジャパンOPEN
男女シングルス優勝 500
混合ダブルス優勝 500
ITTFワールドツアー グランドファイル
男女シングルス優勝 500
混合ダブルス優勝 500
2年に一度開催の世界卓球選手権 アジア選手権のポイントは2年間有効になります。
これを見て面白いと感じることは ジャパンOPENが対象になっていることです。
世界卓球選手権 チームワールドカップ ワールドカップ グランドファイルは当然だと思います。アジア選手権 アジアカップはアジア諸国ではNo1であると言う証明をする。
ジャパンOP 韓国OP 香港OPとある中でジャパンOPが対象とされていることは中国にとって日本を非常に警戒しているということでしょう。
2018年 中国ナショナルチームの成績は 男子
14500点 女子14000点でした。近年の中国チームの成績を考えれば第1級の3大会は勝って当然で基礎点のようなものです。
日本チームは男女とも総合得点が3000点であることを考えると中国チームとの差は大きいと思います。
今まで 混合ダブルスにはあまり力を入れて来なかった中国が今年は混合ダブルスに力を入れているのが この賞罰制度を見ればわかります。
東京オリンピックの新種目 混合ダブルス優勝に焦点を置いています。
オリンピック 男女団体 男女シングルス 混合ダブルスの5種目制覇に中国国家の威信をかけています。
世界卓球選手権を見ても中国の国家としての体制は強固なものを感じました。
果たして日本は何処まで食い下がれるのでしょうか?
PS
中国ナショナルチームのポイント
男子シングルス優勝 1000
男子シングルス優勝 4000
混合ダブルス優勝 2000
男子ともに7000点を取っています。